サツマゴキブリに関しては、卵紙パックだけの乾燥環境や、床土にクヌギマットを敷き詰めたり、いろいろ試行錯誤していますが、今回、たまたま100円均一の乾燥ゴケをつかってみようと思い、しばらく、これを床土のように使っています。特に、乾燥ゴケは水を含むのでスポンジのような役割になっています。カラカラの環境と湿気がありすぎる環境の中間ぐらいのちょうど良い環境になっているのか、サツマゴキブリがかなり産んでくれました。
軽く数えても、70匹以上はおります。メスは3匹しかいなかったので、少し心配でしたが、なんとか繁殖してくれました。
死骸がみあたらないのと、少し成長した幼虫がいるので、幼虫にも適している環境になっているのかもしれません。過去にはサツマゴキブリについては、初令幼虫が乾燥や水滴で、死んでしまった経験があるので、個別に分けて飼育しようと思っていたのですが、分別しなくても、大丈夫そうです。苔に変えてみて思うことは、ハエが少ないことです。クヌギマットを使用していた時は、エサが腐らなくても、細かいハエが発生しまっていたのですが、苔にはよってきません。
エサに関しては、葉っぱモノ又は、ニンジンが中心です。あと、固形のラビットフード又は、鯉のエサを数粒まいておくだけです。この種類は、どうもバナナの食いが悪いように思います。バナナを与えても、そんなに食べた形跡がないのです。甘いものは、そこまで好きでないように思います。
給水に関しては、乾燥ゴケに霧吹きで水を吹きませていますし、野菜からも補えるので、水分不足になることはないと思われます。しかし、最近はあついので、少し神経質になっています。一日、水を与えないと、結構カラカラに近くなっているので、放置は危険です。霧吹きは駄目だとよく言われますが、ケースの通気性さえよければ、問題ないです。
なんとなく魅力的なゴキブリではあります。黒く光沢が綺麗ですね。
もともと、沖縄や九州にしかいなかった種類のようで、最近では本州の一部の地域でも見かけることがあるようです。野生では目にしたことがありませんが、ひょっとしたら、近所にもいるのかもれません。中国では、漢方薬にもつかわれているようで、ゴキブリに対する認識も日本とは違うのでしょう。日本では、感染症媒介や害虫リストに入っていますから~…。