マダガスカルゴキブリ

黒系(オディール系) ~マダガスカルゴキブリ血統について~

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マダガスカルゴキブリの完全なる黒を作り出すことは不可能

普通に考えても、バンワエレベキや、オブロンなど、他の種類もですが、完全に美しい色の個体がでるなんてことはありませんから、これは当たり前の話ですが… なるべく美しい黒系ができる確率を上げたいものです。

ここ何年かマダガスカルゴキブリのオディール系とか呼ばれているものを飼育しているのです。これは種類ではなく、Gromphadorhina portentosa の黒いタイプの血統の濃いものという位置づけです。累代飼育で、厳格に、血統の黒いものだけを集めて作ったものとされています。私の場合の、黒系の管理の仕方は、成虫になっても、既に、血統の悪いものと交尾している可能性があるので、形がよいものだけ、選別して、1年経過させて、その間に生まれてくる子供は、累代飼育にまわしません。1年後にとれる黒の子供だけを使って、累代飼育をしています。それを繰り返しています。つまり、現在、実は、黒が濃い血統と、選別して外れた血統があり、2つのケースで、それぞれ管理しています。

黒い血統から、マダかスカルゴキブリのオレンジ色のノーマルタイプが生まれることは100%ありませんが、黒に、シマ模様が混じる個体がでる確率が、やはり、選別した黒血統の方が低いです。

【オディール血統】

そういえば、別の「マダゴッキーのエリザベス」のブログでも、何年にも渡って、いくつかの血統で黒血統を試みたようで、黒からの子供は、黒になるけども、いくつかは、シマ模様が出現するといっていたので、やはり、これは仕方ないことなのかもしれないです。

オディール血統のシマ模様

オディールのタイプには、正真正銘の黒(オディール)と、シマ模様がでるものがあります。

私の判断として、体を曲げれば、真っ黒なゴキブリでも、シマ模様がでるので、これは、シマ模様とは見なしていません。一方で、体を曲げなくても、シマ模様が出現するような個体は黒系創作の選別の対象外としています。

一方で、累代飼育で除外した、シマ模様があるタイプの血統は、もちろん、シマ模様が出現する確率が高くなり、5割ほどシマ模様がでます。また、稀に、1・2匹ぐらい、背中が黒黄色いものがてできます。おそらく、血統管理していないと、どんどん長い時間をかけて黄色化していくのではないかと思います。やはり、こういう色に関しては、血統管理の努力のたまものではないでしょうか。バンワエレベキのトリカラーでも、血統管理していないと、綺麗な背模様の個体が減っていくようで、そう考えると、色や形にこだわるのなら、血統管理は重要ですね。

ただ、最近思うことは、単一黒血統よりも、シマ模様の方が美しいのではないかと思えることもあります。こちらは、こちらで、異なる美しさがあるのです。(笑)

昔、オオクワガタを飼育していた影響もあるのか、個人的には黒の輝きにこだわる傾向があるので、こんな面倒な血統管理をしているのですが、最近、黒血統の選別からはずれたもののグループにも、大変美しいシマ模様がでてくるものがあり、黒血統創作と、平行して、美しいシマ模様のマダガスカルゴキブリを血統的に固めてみようという気になってきました。

【シマ模様の黒系マダガスカルゴキブリ】

【稀に出現する背中が、黒黄い個体】


マダガスカルゴキブリのノーマルタイプ

マダガスカルゴキブリのオレンジタイプです。こちらも一応、血統管理しています。また、除外したものは、知人にエサ用として譲っているのですけど、こちらに関しては、マダゴキの黒タイプとは違い、黒や、黒系、黒オレンジ色…など、少々薄暗いものは、出現しません。もともと、かなり血統管理されている方より、譲っていただいたので、現在、変な色の固体はほぼ99%でてきません。稀に、少し、濃いオレンジかな~といったものは出てきます。

過密にしいくしていると、大体6~7センチの間に収まるのですが、時々、どでかいのがいて驚くことがあります。今回は、83mmのものを発見しました。といっても・・・ただ単に、抱卵しているだけなので、実際は、もうすこし小さいものと思われます。ただ、この抱卵の状態になってから、3~4ヶ月経過しているのです。いつ産むのだろう~と思いますが、なかなか産みません。夏場であれば、すぐに産むのですけど、ゴキブリは、産むタイミングをコントロールできるようですね。こういう特殊な能力は昆虫以外には無理かもしれないですね。

【8センチのマダゴキ↓】

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