タイガーヒッシングローチトリカラー

バンワエレベキトリカラー

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バンワエレベキトリカラー1ペアを飼育して2ヶ月ほどたちます。実物を入手して観察してみると、動きがなんとなく、バンワエレベキっぽくないので、別種ではないかと考えています。とにかくよく天井にはりついたり、停止している挙動が違います。

一般的には、タイガーヒッシングローチやバンワエレベキトリカラーなどという名前で出回っているやつです。食性もバナナにはあまり食いつかなかったり、バンワエレベキとは異なるように思います。

最近、思うことは、マダガスカル系のゴキブリの学名のつけ方については、実際のところ、ほとんど検証されていないままにとりあえず、学名がついているのではないでしょうか。… けっこういいかげんだったりするのかもしれません。

入手先のショップでは複数のバンワエレベキトリカラーが多等飼育されていましたが、全体的に小さいのも気になるところです。聞くところによると、あまり大きい個体のが出現しないらしいのです。見た感じは大部分は6センチあるかないかでした。バンワエレベキのように7~8センチほどの巨大サイズには簡単にはなってくれないようで、繁殖力も他のマダガスカルゴキブリに比べて劣るようです。ここで思い出したのが、雑交種は、自然界では繁殖力が弱いらしいです。… つまり、トリカラーはひょっとしたら雑種なのか? という疑問です。

通常のバンワエレベキを飼育していると、トリカラーとまではいきませんが、かなり色づいた個体が稀に出現します。(下記に過去に紹介した写真です。)しかし、これらを掛け合わせても、到底、タイガー色の濃い個体に近づいていくとは思えません。トリカラーに出現している、明るい黄色がどこにもないのと、模様の形が、ここまではっきりタイガーになっていませんし、なにより、個体の形もバンワエレベキと異なるように思います。

仮に、Princisia 属に黄色のタイガーが出る亜種であるなら、学名の分類も新たな亜種名として見直さないとだめだと思います。Princisia には、vanwerebecki しかいなかったように思います。なので、未登録の亜種の可能せいもあります。一方で、多種と雑交して産まれた場合は、Princisia属という名前に分類されること自体怪しいことになります。このあたりは、マダガスカル島に行って確認するしかないですね。あまり研究されている方もいないようで、決定的な情報がありません。とりあえず、そのへんはあまり気にしないで飼育したいと思います。

 

 

 

 

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