冬になって寒くなってくると、温室で管理しますが、私の温室では、だいたい冬場は、繁殖を目標としていないので、10度~25度ほどの温度で管理しています。時々、10度をきる時がありますが、数時間だけです。
温室では、上部があたたかく、下部がさむくなりやすいです。なので、上段に置いた種類に関しては、時々、繁殖して増えていることがあります。一方で下部から中間あたりに置いたものに関しては、時々死亡しています。死亡しているのは9割がた幼虫の状態で、いかに幼虫が寒さに弱いのかがよくわかります。一方で成虫に関しては、不思議なことに、ほとんど死んでいません。
今回の配置、下記のように配置しました。
【 下部 】
ハロウィンヒッシングローチ 成虫と幼虫
カブトガニゴキブリ 成虫
ハイイロゴキブリ 成虫と幼虫
ハイイロゴキブリに関しては、死亡するどころか繁殖しています。一方、カブトガニゴキブリは、変化なしですが、死亡してません。ハロウィンヒッシングローチは 成虫と幼虫混在したものを配置していますが、案外、寒さに強いです。感覚的には、デュビアやブラベルスアトロポスよりも、低音に強い印象で、成虫はほぼ死んでいません。幼虫は死んでいても気づかないだけかもしれませんが。
【 中間部 】
ドワーフヒッシングローチ 成虫
オブロン 成虫と幼虫
ラエビガータ 成虫と幼虫
バンワエレベキ 成虫と幼虫
マダガスカルゴキブリ 成虫
デュビア 成虫
ラエビガータ、デュビアの幼虫が時々死亡しています。その他は、目立って変化ありません。
【 上部 】
マダガスカルゴキブリ 幼虫
レッドローチ 幼虫
デュビア 幼虫
ブラベルス 幼虫と成虫
ドワーフヒッシングローチ 幼虫
ハロウィンヒッシングローチ 幼虫
サツマゴキブリ 成虫
特に、温室上部には、幼虫を配置しています。以前は、下部~中間にかけて、配置していましたが、死亡率が非常にたかいです。デュビア幼虫とブラベルス幼虫、サツマゴキブリの幼虫は、中部でも、死亡率が非常に高かったため、配置を上にしました。 サツマゴキブリに関しては、幼虫は30ほどいたのですが、全滅してしまいました。案外、本州でも、生息しているので、寒くても大丈夫かと思いましたが、だめなようです。
こうしてみても、寒さに強い弱いは、種類による影響と、形態(成虫or幼虫)による影響の2つが関係していることが分かります。
マダガスカル系のゴキブリは、なんなとなくイメージでは、マダガスカル島に生息しているので、温暖なイメージですが、調べてみると、場所によっては、最低気温10度前後になることもあるようで、案外寒さに対応できる能力をもともと持っているのではないかと思いました。