特に、壁を登る系のゴキブリで少ない数を飼育している場合は、昆虫用の飼育ケースに、ネットや新聞紙などを挟んでフタをしておけば、逃げることはないのですが、コンテナBOXや衣装ケースで飼育する場合は、そう簡単にはいかず工夫が必要です。特に、衣装ケースの場合ですと、フタとの間にネットや紙、布を挟んでも隙間ができるので、小さいものは逃げますし、それこそ、パンツのゴムで縛るようなことをしないと完全に脱走を防ぎきれません。そこで、もうひとつの対策として、壁を登れないように滑るような仕掛けをすることです。以下のようなものを試しましたが、使えるものは、今のところワセリンとオリーブですね。それ以前に私の場合は基本、フタをしないので、防護壁を破られたらダメージが大きいのですが~。
ワセリン
壁を登る系のゴキブリの対策としては、一般的に、ワセリンをケースの淵に塗ることですが、管理がめんどくさいので、なにかよい方法はないのか考え中です。特に、ワセリンをたっぷり塗ると、洗うときが面倒臭いのです。まずはティッシュや新聞紙などで拭き取ってからでないと、いきなり水や洗剤を使っても、なおさらこびりつき逆効果です。しかしながら、この方法が、一番、脱走がないです。
ただ、生まれたてのベビーや小さなさいずのものは、時々、一部ではありますが、体重が軽いせいか、普通に素通りしていきますので、このあたりは防ぎようがないです。
[追記 注意点]
特に、冬場、温度管理すると、思った以上に温度が高くなることがあり、40度状態が続くと、ワセリンが溶け出します。特に上に塗ったはずのワセリンがそのまま下の方向へたれてきます。放置すれば、ワセリンが全て下に落ちてしまい、脱走の原因になるので、温度は高くなりすぎないように気おつける必要があります。
養生テープの上にワセリン
この方法、一見、賢いように見えますが、最悪です。養生テープの上にワセリンを塗っているので、剥がせば、ケースを汚すことなく、管理がらくだと思われるが、試してみて分かったことは、まず、養生テープの淵に足がひっかかり、滑るものの、上ってきます。またゴキブリの爪が、養生テープに食い込み、何割かは、普通に登ってきます。なのでよい方法とは言えません。また、日数がたつと、養生テープがワセリンを吸収しているようで、効果が薄くなるのが早いです。ワセリンを塗ったはじめだけ、よく滑るので、効果的は劣らずなにように見えましたが、普通に、夜見てみると、脱走しています。一方で違うテープだと、剥がしにくかったり、粘着質が残ってしまうので、面倒なんです。
オリーブ油
ワセリンに次ぐ、効果があるかもしれません。まだそんなに使っていませんが、しっかり登るのを防いでくれます。ただワセリンのように、粘り気がないので、普通に塗った後に、たれてくることもあるので、塗りすぎに注意です。また、ゴキブリが若干油っぽくなるのが欠点です。洗うのは、洗剤で簡単に落ちるので、この点は楽です。
片栗粉
一番最悪な方法でした。粉系は他には試していません。特に、片栗粉を添付すると、はじめは滑るのですが、粉が全部したに落ちてしまえば、普通に登ってきます。効果があるのは、約1時間ももたないでしょう。これでえらい目に合いました。夜中に100匹以上脱走しましたので、即効回収して徹夜することになりました。さらにシャワーも浴びたので、寝たのは朝方です。